つれづれいわ

アラサーに両足つっこんだ女の徒然です

わしがテニスの王子様に熱狂してた時の話でも読んでかない?

どうもこんんちは。

現在、世界的に新型コロナウイルスが猛威を振るい、

在宅勤務・外出自粛要請がなされている今日この頃。

 

 

 

アラサーの同志である皆様におかれましても、

普段はやれホットヨガだ、やれ友達とランチだと街へ繰り出すのを我慢し、

家で過ごされていることと存じます。

 

 

 

でも家の中でできる楽しみって限られてくるんですよね。

料理、ゲーム、ネットサーフィン.....

 

 

 

そして漫画。

 

 

 

鬼滅の刃、とても人気ですよね。

私は単行本派なのでTwitterで投下されるネタバレツイートにヒヤヒヤしながら過ごしてます。

 

 

そんな私は女子中学生、所謂JCとして活動していたころ、

心躍り、恋焦がれていた漫画がありました。

今日はそんな甘酸っぱく、そして今となっては目も当てたくない

話を書いていこうかと思います。

 

 

1.プロローグ ~出逢い~

 

 

それは中学校2年生のとき。

 

 

それまで仲の良かった友達が「先公がウザい」という

何とも思春期っぽい理由で、学校にあまり来なくなり疎遠になった。

また同時期に所属していた陽キャ軍団が他の陽キャ軍団と覇権を巡り争い始めた。

もうそれに辟易して、同じクラスの別グループと仲良くなった。

みんな漫画とかアニメとか大好きで、その子たちに影響されて私も漫画を読むようになった。

DEATH NOTE、D.Gray-man、家庭教師ヒットマンREBORN!、BLEACH等々。

当時人気だったジャンプ漫画は一通り読んだ。

 

その中で、私の心を掴む、掴むどころか握り潰す漫画と出逢う事になる。

 

 

 

それが『テニスの王子様』である。

 

 

 

2.テニスの王子様とは?

 

テニスの王子様(以下テニプリとする)とは許斐剛氏による、

中学テニス部を題材にしたスポーツ漫画である。

この中学テニス部ということを念頭に入れて本記事を読み進めて欲しい。

 

テニプリは漫画の他、アニメ化や実写映画化、「テニミュ」でお馴染みのミュージカル化等、様々な方面でメディアミックスをした作品で、

特にテニミュは、城田優、斎藤工、瀬戸康史、志尊淳など今を時めく俳優が実は過去に出演しており、若手イケメン俳優量産ミュージカルとしてその界隈では有名だ。

 

 

 

物語のあらすじとしては、主人公の越前リョーマが青春学園テニス部に入部し、

仲間と共に全国大会制覇を目指す。という至極シンプルなストーリー。

それまでにも、SLAM DUNKのように同じく全国制覇を目指し、仲間と切磋琢磨する青春スポーツ漫画はあった。私はSLAM  DUNKも愛読していた。仙道さん大好き。

 

 

ではなぜ私はテニプリにのめりにのめりこんだのか。

それは至極単純。キャラがイケメンだから。

 

 

文章でタラタラと彼らがどんなにイケメンかを語るのはナンセンス。

こちらを見ていただくのが早い。

 

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と.....尊い.....。これが中学.....生....?

もはや中学生ではなく、中学"聖"として崇めたい。

 

 

アラサーとなった今でも彼らを見ると、

あの時、ときに時めいた感情がフラッシュバックする。

 

 

この作品は主人公が属する青春学園メンバーのほか、

本作のカリスマ的存在・跡部景吾を要する氷帝学園等、ライバル校が多数登場する。

ライバル校のメンバーもキャラがそれぞれ粒だっており(もちろんイケメン)

乙女たちのハートを鷲掴みにした。

 

 

キャラがイケメンもさることながら、ストーリー展開が面白いのも特筆すべき点だ。

 

面白いというか、先が読めない。

先が読めないというか、いつも読者の予想の斜め上の展開の連続なのだ。

 

 

例えば、先ほど出た氷帝学園の跡部景吾。

彼は元より洞察力の優れたキャラとして描かれているが、

洞察力を究極まで磨きあげ、遂には対戦相手をレントゲンのように

骨格レベルまでスキャンする事が可能となり、死角を見つけ、そこにボールを打ち込む

「跡部王国(あとべキングダム)」という技を編み出した。

 

 

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その他にも波動球と呼ばれる対戦相手をスタンド席までぶっ飛ばす(物理的に)技や、

どんな球の勝手に自分の所に返ってくる手塚ゾーンなど、凡人の我々の想像を遥かに越える技が次々と繰り出される。

もう中学生とかそんなレベルでなく、人外アクションスポーツ”テニヌ”としてファンからは親しみを込めてそう呼ばれている。

※テニヌの元ネタは誤植

 

 

 

次の項では、私が好きだったライバル校、そしてキャラについて書いていく。

 

 

3.常勝軍団

私の推し、それは王者・立海大学附属中学校だった。

関東大会15連覇、全国大会2連覇と輝きに輝きまくる経歴を持つ。

部員は「常勝」を使命とされ、他校からは「王者」と呼ばれている。

どちゃくそミーハーな私が推しの学校をここに秒で決めたのは言うまでもない。

 

 

ここでレギュラーメンバーの紹介をさせてほしい。頼む。

 

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幸村精市

3年。立海大附属テニス部部長。「神の子」と呼ばれる。

本作登場時は難病を患い入院中の設定であったため

読者には儚げなイメージを与えていたが、そんなことなかった。

めちゃくそに強い。試合中に対戦相手の五感を奪う事が可能。

テニスプレーヤーとかそんな次元を越え、もはや神の領域。

 

 

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真田弦一郎

3年。立海大附属テニス部副部長。

厳格。中学生であるにも関わらず、喋り方が武将。

あだ名は「皇帝」

 

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柳蓮司

3年。"参謀"と呼ばれる立海のブレーン。

 

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柳生博

3年。物腰柔らかでジェントルマン。

  

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丸井ブン太

3年。いつもガム食ってる。

 

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ジャッカル桑原

3年。ブラジルハーフで身体能力、

特に持久力に優れ8つの肺を持つ男として知られる。

 

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切原赤也

レギュラー陣唯一の2年生。

血の気が多い。

 

 

そして満を持して登場。私が最も推していたキャラ

 

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仁王雅治。3年。

コート上の詐欺師(ペテン師)の異名を持ち、対戦相手を翻弄する。

関東大会時はダブルス戦で登場し、ペアの柳生と入れ替わり、

全国大会時には別選手の技や容姿までも完全にコピーする超人技をやってのけた。

 

 

仁王の何が良いって、まず圧倒的色気

口元のホクロ、エロすぎんか?

そしてこの学校の校則はどーなってんのってゆう、銀髪。

「~じゃ、~ぜよ」などの高知弁?を混ぜた方言。

JCだった頃はペテン師といい、色気といい、なんとも危ない雰囲気が好きだった。

よくJC、JK位の年代の子って不良とか好きになりがちじゃない?

私はその対象が2次元だった。

 

 

アラサーとなった今、久しぶりにこの記事を書くため

仁王の画像を閲覧して回ったけど、相変わらずかっこいい。

それで、仁王ってたぶん純粋な高知出身て訳でもなさそうなのね。

高知の方言を混ぜて喋ってるだけなのかなと。

そうだとしたら、「方言で喋るσ(゚∀゚ )オレ、かっこいい」的な

中二病の要素を彼も持っている気がして、そこがたまらなく可愛い。

JCの頃には抱かなかった感情だもんね。可愛いって。年取ったわー。

裏設定を必死に考えてる私もかわいい。

 

4.テニプリに全てを捧げたJC時代

そんなJC時代を送っていた私の日常は非常にストイックなものだった。

 

まずは朝5時に起床し、近所をランニング。

走行中にiPodで聞いていたのはもちろんテニミュの曲やキャラソン。

帰宅し7時ごろまでニコニコ動画でMADやテニミュ、

神絵師によるテニプリのパロディ動画の視聴。

新作動画の情報及び感想を携え登校。

そして同じくテニプリファンの友達と情報共有。

下校してからはファンブックを精読し、

身長や体重、家族構成等の基本情報、好きな女性のタイプに至るまで

全キャラのプロフィールを頭に叩き込む。

夢小説と呼ばれる、ファンによる二次創作の小説サイトをいくつも巡り、随分と読みこんだ。

この夢小説ではキャラが彼氏の設定、もしくはこれから恋仲になるという前提で基本的に物語が進むため、原作では得られない恋愛的な”萌え”を得る事ができる。

仁王の好きな本、「ペテン師の楽園」も購入したが、これは意味が分からな過ぎて途中で挫折した。

また、仁王の加工画像をネットで漁り、プリントアウトし、

生徒手帳に忍ばせ、授業中に開いては一人でほくそ笑んでいた。

本当に気持ち悪い。

後々、テニプリの乙女ゲーにも手を染める事になるが、

これだけでもう一つ記事を書けそうなので、また後日書くことにする。

 

 

 

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参考画像



 

5.エピローグ

 テニプリにのめり込む生活は中学卒業まで続く事となる。

 

このように、2次元のイケメンたちが私の中で異性の基準となったため、

自分のレベルを棚に上げ、ドぎつい面食いJKが爆誕した。

夢小説や乙女ゲーではあんな事やこんな事をイケメンがしてくれてた訳で、

3次元の男子高校生はどうもガキ臭くて仕様がなかった。

そんな私は最高に芋臭かった。

 

 

高校生になったら自動的に彼氏ができるものだと思ったが、

異常なまでの面食いと、3次元男子へのコミュ障をこじらせ、

高校生はおろか、大学生になってもまともに彼氏ができなかった。

 

2次元に夢中になり、3次元でこじらせまくった乙女は私だけではないはずだ。

そう、源氏物語の光源氏然り、いつの世も乙女というものは存在しない美男子に恋焦がれるものである。